リファレンスはココ
XMonad.Hooks.DynamicLog
dzenPPの基礎となる、PP型のコンストラクタをざっとみる。
PP型は13個の項目から成り立つ。
初めの4つはワークスペースの表示の仕方について。
ppCurrent
現在のフォーカスがあるワークスペース
ppVisible
見えてるけれどフォーカスが無いワークスペース
(複数モニタを使っている場合のみ)
ppHidden
見えてないワークスペース(中にウインドウがある)
ppHiddenNoWindow
見えてないワークスペース(中にウインドウがない)
ワークスペース
タイリングウインドマネージャでは定番のワークスペース。
タイリングウインドマネージャは、そもそも、画面の中に複数のウインドウを重ならないように敷き詰めて、配置作業の効率化を目指してたりすると思う。
一方、ワークスペース機能は、複数のデスクトップを切り替えられる機能で、タイリングウインドマネージャとは関係なく、昔から色んなデスクトップ環境で用意されていたと思う。
S101のような小さなノートPCでは、一つのウインドウを画面内で最大化して使う事が多く、タイル配置はあまりしない。そのかわり、ワークスペース毎に一つのウインドを配置し、複数のワークスペースを移動して、画面を切り替えるっていうのが、とても使いやすい。
ブラウザで色んなページをタブで開いて、タブを行き来するのと同じ感覚。
これが大いに気に入っている。
そして、今は、S101だけでなく、デスクトップでもタイリングウインドマネージャを使うようになり、本来のタイリングの恩恵を受け、更に、マルチモニタでも「おまえらxmonadでマルチモニタって捗りすぎ」と、「捗る」って言いたいだけなのがバレバレなくらいお気に入りになっていたりする。
さて、ワークスペースの定義は、xmonadにおいては、xconfig l型の中で
defaultConfigでは、1から9までの数字を名前として定義してある。
workspaces = ["1","2","3","4","5","6","7","8","9"]
みたいな感じ。
もちろん、好きな文字列を使うことも出来るし、ワークスペースの数も好きなだけ作ることが出来る。
スクリーンショットでみるステータスバーには何を意味するのか分からない数字の1〜9が並んでいたが、それがなんだかとてもかっこよく思えた。
そして、それがワークスペースを表すものだと知り、更には、色々なカスタマイズを見ていると、数字以外の「1:web」とか「2:chat」などの文字列が表示されているのをみて、またまた、「こんなことも出来たのか、すげーカッコいい!!」と思って、自分でもやってみたりした。
しかし、間もなく1文字で表されていた数字の偉大さを知ることとなる。
まず、ワークスペース名に文字列を使うと、その表示だけでステータスバーの大部分を占めることになり、見た目が凄くうるさいくなること。
次に、せっかく、「web」とか「chat」とかつけても、わざわざウインドウを開く(特に自動の割り振りとかをしないと)のに、面倒くさくてそのワークスペース名称通りに使わないこと。
なので、awesomeの時に結局落ちついたワークスペース名は、1から5の数字だった。
と、ここまでは、awesomeを使ってた頃の話。
タイリングウインドマネージャは、そもそも、画面の中に複数のウインドウを重ならないように敷き詰めて、配置作業の効率化を目指してたりすると思う。
一方、ワークスペース機能は、複数のデスクトップを切り替えられる機能で、タイリングウインドマネージャとは関係なく、昔から色んなデスクトップ環境で用意されていたと思う。
S101のような小さなノートPCでは、一つのウインドウを画面内で最大化して使う事が多く、タイル配置はあまりしない。そのかわり、ワークスペース毎に一つのウインドを配置し、複数のワークスペースを移動して、画面を切り替えるっていうのが、とても使いやすい。
ブラウザで色んなページをタブで開いて、タブを行き来するのと同じ感覚。
これが大いに気に入っている。
そして、今は、S101だけでなく、デスクトップでもタイリングウインドマネージャを使うようになり、本来のタイリングの恩恵を受け、更に、マルチモニタでも「おまえらxmonadでマルチモニタって捗りすぎ」と、「捗る」って言いたいだけなのがバレバレなくらいお気に入りになっていたりする。
さて、ワークスペースの定義は、xmonadにおいては、xconfig l型の中で
workspaces :: ![String]
として定義する項目がある。
workspaces = ["1","2","3","4","5","6","7","8","9"]
みたいな感じ。
もちろん、好きな文字列を使うことも出来るし、ワークスペースの数も好きなだけ作ることが出来る。
ワークスペース名
以前使っていたawesomeは、始めて出会ったタイリングウインドマネージャだった。スクリーンショットでみるステータスバーには何を意味するのか分からない数字の1〜9が並んでいたが、それがなんだかとてもかっこよく思えた。
そして、それがワークスペースを表すものだと知り、更には、色々なカスタマイズを見ていると、数字以外の「1:web」とか「2:chat」などの文字列が表示されているのをみて、またまた、「こんなことも出来たのか、すげーカッコいい!!」と思って、自分でもやってみたりした。
しかし、間もなく1文字で表されていた数字の偉大さを知ることとなる。
まず、ワークスペース名に文字列を使うと、その表示だけでステータスバーの大部分を占めることになり、見た目が凄くうるさいくなること。
次に、せっかく、「web」とか「chat」とかつけても、わざわざウインドウを開く(特に自動の割り振りとかをしないと)のに、面倒くさくてそのワークスペース名称通りに使わないこと。
なので、awesomeの時に結局落ちついたワークスペース名は、1から5の数字だった。
上のawesomeのスクリーンショットを見ると、多分、今のワークスペースは「2」であることがわかる。そして、さらによく見てみると、ワークスペース名である数字のすぐ左上に小さな三角がついている(5のみ付いていない)。この三角はそのワークスペース内にウインドがあることを示していたりする。
awesomeの場合、この表示のパターンが概ね決まっていた様に思う。
要するに定義済みのワークスペース名が全て表示され、カレントワークスペースは表示色が変わり、ウインドのあるワークスペースには何か好きな印を付けるという感じ。
ワークスペース名の表示の仕方
先に書いたワークスペース名に文字列を付けるとステータスバーがゴチャゴチャする原因は、定義されているものが全て表示されたからだ。
なので、文字列を使ったワークスペース名であっても、使っているワークスペース、すなわちウインドが存在するワークスペース名だけを表示させれば、割とすっきりとする。
初めに書いたppCurrent等の設定で、これを簡単に実現できる。
すなわち、WorkspaceId型の引数をとって、文字列を返す関数をppCurrentに定義すればいい。
WorkspaceId型というのは、文字列型のエイリアス。
haskellでは、エイリアスのことを「型シノニム」と言う。
何にせよ、単なる文字列というよりも、ワークスペース名を表す文字列ですよといった方がわかりやすいかもっていう、お馴染みのアレだ。
さて、では、具体的にどんな関数を定義すればそれっぽいことをしてくれるか、例をみてみる。
XMonad.Hooks.DynamicLogモジュールでPP型のデフォルトとして定義されているdefaultPPを覗き見る。
何を覗くかというと、前回紹介したソースである。
リファレンスのdefaultPPの右にあるソースリンクをクリックしてみる。
引用すると以下の通り。
ppCurrentに注目してみると
ppCurrent = wrap "[" "]"
となっている。
wrapはサランラップかクレラップのラップだろうから、ワークスペース名を"["とか"]"でラップするっぽい。
実際、wrapはこのモジュール内で定義されている関数で、リファレンスのFormatting Utilitiesの項目で見つけることが出来る。
型シグニチャを見ると、3つの文字列引数を受け取って、文字列を返す。
一つ目の引数の文字列を左側に、二つ目の引数の文字列を右側につけることで、三つ目の
引数の文字列を真ん中にサンドイッチした文字列を返す。defaultPPのppCurrentは、ワークスペース名文字列について左を"["で、右を"]"ではさんで表示するための定義だとわかる。
そして、ppVisibleは同じような感じで文字列で挟み、ppHidden、すなわち、画面表示されていないワークスペースはそのままの文字列を表示、但し、ppHiddenNowWindowsの定義でウインドウの無いワークスペースはワークスペース名を表示しないということが、id関数やconst関数の意味を調べてみると分かるかもしれない。
なので、上で書いていたワークスペース名のスマートな表示については、これを参考にすれば良いことになる。
しかも、具体的には、defaultConfigと同じパターンで、レコード構文を用いて
myPP = defaultPP{ ppCurrent = wrap "[[[" "]]]"}
何て感じでいけそうかな?と予想できる。
もっと、欲張ってdefaultPPのソースの並びを見るとdzenPPなんかも当然見れてそのppCurrentは、
ppCurrent = dzenColor "white" "#2b4f98" . pad
となっており、ちょこっと複雑化しているけれど、なんとなく、whiteの部分や#2b4f98を書き換えると色が変えれるのかな?と試してみたくなる。
何度も表示しているうちのステータスバーの定義は以下の通り。
ppCurrent = dzenColor "#00ffaa" "" . wrap "[" "]"
実際にカスタマイズってのは、こんな感じで適当に出来るんだけれども、、、、
さっき話した、wrap関数の三つ目の引数は何処に行ったの?とか、そもそも、ppCurrentで関数を定義するってどういうこと??とかが気になるようになると、見よう見真似で色を変えたり、左右のデミリタ文字を変えたりするのではなくて、
ppCurrent = dzenColor "#00ffaa" "" . wrap "[" "]"
が何を意味しているのか分かって、自分でその式を書くことが出来るようになるきっかけの1行だったりする気がする。
カリー化とか部分適用とかいう例のアレだ。
ちなみに、私の持ってる「すごいHaskellたのしく学ぼう!」っていう本には変な挿絵のイラストがいっぱいあるが、私にとって二つ印象的なイラストがある。
その中ひとつがカリー化関数という項目のページに書いてあるおじさんの肖像画で下になんとかカリー(筆記体で読めない)と名前があるので、多分カリーおじさんなんだろうなぁ、、カリー化のカリーは人の名前でその人がこの人なのかなぁ?と気になる。
もう一つ印象的なのは、I/Oアクションの解説で出てくる「足がたくさん生えている箱」の絵。本文の内容でも、そういう話なんだけれど、、、そこは「ネコバスのほうがいいなぁ、、」と思う。
なので、文字列を使ったワークスペース名であっても、使っているワークスペース、すなわちウインドが存在するワークスペース名だけを表示させれば、割とすっきりとする。
初めに書いたppCurrent等の設定で、これを簡単に実現できる。
PP型コンストラクタでみる、ppCurrentの定義は次の通り。
ppCurrent :: WorkspaceId -> String
すなわち、WorkspaceId型の引数をとって、文字列を返す関数をppCurrentに定義すればいい。
WorkspaceId型というのは、文字列型のエイリアス。
haskellでは、エイリアスのことを「型シノニム」と言う。
何にせよ、単なる文字列というよりも、ワークスペース名を表す文字列ですよといった方がわかりやすいかもっていう、お馴染みのアレだ。
さて、では、具体的にどんな関数を定義すればそれっぽいことをしてくれるか、例をみてみる。
XMonad.Hooks.DynamicLogモジュールでPP型のデフォルトとして定義されているdefaultPPを覗き見る。
何を覗くかというと、前回紹介したソースである。
リファレンスのdefaultPPの右にあるソースリンクをクリックしてみる。
引用すると以下の通り。
ppCurrentに注目してみると
ppCurrent = wrap "[" "]"
となっている。
wrapはサランラップかクレラップのラップだろうから、ワークスペース名を"["とか"]"でラップするっぽい。
実際、wrapはこのモジュール内で定義されている関数で、リファレンスのFormatting Utilitiesの項目で見つけることが出来る。
型シグニチャを見ると、3つの文字列引数を受け取って、文字列を返す。
一つ目の引数の文字列を左側に、二つ目の引数の文字列を右側につけることで、三つ目の
引数の文字列を真ん中にサンドイッチした文字列を返す。defaultPPのppCurrentは、ワークスペース名文字列について左を"["で、右を"]"ではさんで表示するための定義だとわかる。
そして、ppVisibleは同じような感じで文字列で挟み、ppHidden、すなわち、画面表示されていないワークスペースはそのままの文字列を表示、但し、ppHiddenNowWindowsの定義でウインドウの無いワークスペースはワークスペース名を表示しないということが、id関数やconst関数の意味を調べてみると分かるかもしれない。
なので、上で書いていたワークスペース名のスマートな表示については、これを参考にすれば良いことになる。
表示のカスタマイズ??
さて、ワークスペース名の表示の仕方のカスタマイズだけの話なら、両側で挟む"["や"]"の部分の文字列を別の文字に書き換えることで、なんとなくカスタマイズが出来る。しかも、具体的には、defaultConfigと同じパターンで、レコード構文を用いて
myPP = defaultPP{ ppCurrent = wrap "[[[" "]]]"}
何て感じでいけそうかな?と予想できる。
もっと、欲張ってdefaultPPのソースの並びを見るとdzenPPなんかも当然見れてそのppCurrentは、
ppCurrent = dzenColor "white" "#2b4f98" . pad
となっており、ちょこっと複雑化しているけれど、なんとなく、whiteの部分や#2b4f98を書き換えると色が変えれるのかな?と試してみたくなる。
何度も表示しているうちのステータスバーの定義は以下の通り。
ppCurrent = dzenColor "#00ffaa" "" . wrap "[" "]"
実際にカスタマイズってのは、こんな感じで適当に出来るんだけれども、、、、
さっき話した、wrap関数の三つ目の引数は何処に行ったの?とか、そもそも、ppCurrentで関数を定義するってどういうこと??とかが気になるようになると、見よう見真似で色を変えたり、左右のデミリタ文字を変えたりするのではなくて、
ppCurrent = dzenColor "#00ffaa" "" . wrap "[" "]"
が何を意味しているのか分かって、自分でその式を書くことが出来るようになるきっかけの1行だったりする気がする。
カリー化とか部分適用とかいう例のアレだ。
ちなみに、私の持ってる「すごいHaskellたのしく学ぼう!」っていう本には変な挿絵のイラストがいっぱいあるが、私にとって二つ印象的なイラストがある。
その中ひとつがカリー化関数という項目のページに書いてあるおじさんの肖像画で下になんとかカリー(筆記体で読めない)と名前があるので、多分カリーおじさんなんだろうなぁ、、カリー化のカリーは人の名前でその人がこの人なのかなぁ?と気になる。
もう一つ印象的なのは、I/Oアクションの解説で出てくる「足がたくさん生えている箱」の絵。本文の内容でも、そういう話なんだけれど、、、そこは「ネコバスのほうがいいなぁ、、」と思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿